2022-05-28

1300万円仕様!新型ディフェンダー110X D300 ディーゼルMハイブリッド 内装・機能レビュー編

1300万円仕様!新型ディフェンダー110X D300 ディーゼルMハイブリッド 運転レビュー編に続いて、ディフェンダーの高級感溢れる内装や、機能・装備をご紹介します。



シンプルすぎ?高級感溢れる”シンプルだからこその良さ”

DEFENDER 110X front seat

新型ディフェンダーの価格は500万円程度から、高い仕様では2,000万円程度までと、幅広い価格設定がなされています。最低ラインである500万円でも、自動車の価格帯としては高いレベルにあると言えるでしょう。高級車において当然のことながら期待してしまうのは、内装に対するクオリティです。

最近の高級車のトレンドとして”エシカルな素材を使う”、”液晶画面などを多用して次世代の雰囲気を出す”、”LEDによる間接照明の設置”、”メッキや複雑な局面を多用する”など、10年ほど前とは全く異なる方向性が見えてきます。そのような流れの中でディフェンダーのデザインは非常にシンプルであり、直線の部分が多く、装飾は少なく抑えられています。その影響か『高級車の割にシンプルすぎる』との声すら聞こえてきますが、それは正しい評価とは思えません。

高級な家具やブランド品を見てみると、シンプルながら工程や素材に徹底的にこだわり、五感に響く製品づくりで成功するパターンも少なくありません。競合と比較した場合、新型ディフェンダーはそのような「シンプルな中にある高級さ」を醸し出すことに成功しているのです。ボタンを触れた際の重さ、素材に触った時の感触の良さ、革の滑らかさなど、内装のどの部分を触れても、良さを感じられる車は決して多くありません。

元より万人受けを狙っていない車である事は外装からして明らかですが、内部の仕様についても『分かる人には分かる』を狙っている部分が、車好き・マニアの心を揺さぶります。

メーター&HUDが見やすいデジタルコックピット

DEFENDER 110X cockpit

詳しく内装をご紹介していきます。まずは運転席。最新の車らしく、液晶画面によるデジタルメーターとなり、カラーヘッドアップディスプレイー(HUD)との併用により、走行中必要な情報を十分に提供してくれます。デジタルメーターに対しては賛否ありますが、新型ディフェンダーのメーターは適度な角度で寝ており、メーター内の情報が整理されているので非常に見やすく感じました。

DEFENDER 110X digital instrument cluster information

デジタルメーターの表示内容はステアリング上の選択ボタンを操作することで、容易に変更することが出来ます。こちらは平均燃費や走行距離を表示するモード。

DEFENDER 110X digital instrument cluster map



標準ナビゲーション連動の地図表示モード。残念ながらiPhoneと接続して使用するApple CarPlayの各種地図とは連動しません。

操作しやすいステアリング周りのスイッチ

DEFENDER 110X steering switch

ステアリングの左側には各種機能操作を行うスイッチが設けられ、メーター画面表示の切り替えや、音量調整が行えます。

DEFENDER 110X steering switch right


ステアリング右側にはクルーズコントロール関連のスイッチが置かれます。車線マークはレーンキープアシストのスイッチ。ステアリングヒーターもここで操作可能です。ボタンの操作感はカッチリと大きめ。

DEFENDER 110X blinker lever


ウインカーレバーは外国車のセオリー通り左側ですが、ライト類の操作系は日本車と同様で、フォグランプスイッチも一体化しており効率的な配置です。




開放感抜群のガラスルーフ

DEFENDER 110X glass roof1

DEFENDER 110X glass roof2

頭上にはガラスルーフとシェードが設けられています。シェードはフロント座席部分だけではなく、後部座席の頭上まで広くオープンになるので、車内が非常に明るくなり、開放感に包まれます。2列目、3列目の人もドライブを楽しめる装備です。

スイッチ少なめで直感操作可能なセンターコンソール

DEFENDER 110X console

中央のコンソール部分に目を向けると、液晶パネルと、シフトレバー、エアコンやエアサスペンションの操作系が設置されています。シフトレバーは同じグループのジャガーや他のランドローバー車で見られるタイプです。

DEFENDER 110X console switch

ダイヤルを回すと左右座席で独立してエアコンの温度調整が可能。更に驚くべきはダイヤルと押すと”シートベンチレーション設定モード”に切り替わること。多段階調整型のシートヒーターに加えて、シートクーラーも備わります。

DEFENDER 110X console display

スイッチ類が備わるものの、ほぼ全ての機能系はコンソールディスプレイ上でも操作出来ます。ユーザーインターフェースはmacOSのように分かりやすいグラフィックで、初見でも全く迷わずに各機能へアクセス可能です。

DEFENDER 110X console display cam

バックギアに入れると自動的に表示されるのが、アラウンドビュー。カメラの映像を合成して、自車の俯瞰映像を表示してくれます。車体が細長く見えるなど、若干の違和感は覚えますが、大きな車体故に周囲を確認出来るのは助かります。

しっかりした骨格とベンチレーションで快適なシート

DEFENDER 110X front seats

シートは海外の設計だけあって、体系の大きな人にも対応した、しっかりとした造りになっています。先にご紹介したベンチレーション機能のお陰で、暑い時でも寒い時でも、常に心地良い状態を保てます。


電動パワーシートの操作スイッチはオーソドックスなもの。欧州車では多く採用されているランバーサポート調整機能を使用すれば、背面のフィット感を調整出来ます。

アームレストの裏にはクーラーボックス-ミニ冷蔵庫

DEFENDER 110X cool box

運転席と助手席の間にはかなり大きめのアームレストが設置されており、ついつい無駄に腕を置きたくなります。アームレストの中は収納かと思いきや、なんとクーラーボックス=ミニ冷蔵庫でした。2段階式で、スイッチを入れると壁面の冷却材がボックス内を冷やす仕組みです。試しに500mlのペットボトルを入れてみましたが、見ての通り容量は大きくありません。しかし冷え方がエアコン流用式のクーラーボックスとは比較にならないほど強力です。

本来の使い方とは異なりますが、私はお土産に買ったしらすをビニール袋に入れて収納してみたところ、完璧な保管状態でした。わざわざサードパーティのクーラーボックスを車内に置くのはかさばりますし、簡易冷蔵庫内蔵というだけでやたらとプレミア感が出るので、地味ながらディフェンダーの優良装備の一つと感じます。高さが微妙なところですが、もしかしたらシャンパンのミニボトルを仕込んで007風車中泊が出来るかもしれません。

ドアに装備された後方警戒装置

DEFENDER 110X front switch
見どころ満載の運転席列でしたが、最後の締めくくりはドアサイドです。電動パワーシートのメモリースイッチやパワーウインドウスイッチ等は当たり前の装備ですが、ドアを開ける際に死角をカバーする後方警戒装置が装着されていました。

DEFENDER 110X rear warning
普段運転する人以外はついつい勢いでドア開けてしまうもの。これがあれば衝突事故を回避出来ます。快適性重視の装備ばかりかと思えば、安全性に対しても力を入れているのは好印象です。


♯2へ続く。



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