2016-01-10

【JR九州】何故九州の電車はデザインセンスがずば抜けているのか?|福岡 日本

JR九州305系 くろちゃん KURO Chan
久しぶりに日本での発見です。先日福岡へふらりと遊びに行ったのですが、福岡空港から地下鉄に乗り込むと、そこには今まで見た事も無いようなオシャレで新鮮な世界が広がっていました。「KURO」とは一体・・・。




JR九州305系は日本一高級感のある通勤電車?

福岡空港
普段電車には特段のこだわりが無い私。乗り物好きですが、飛行機と車>電車とはっきり言えるほど全くデザインや乗り心地などを気にする事がありません。しかし地下鉄空港線に乗り入れていたJR九州の車両はそんな私でも”違う”と気がつくほど、他社の電車とは全く違います。

JR九州305系シート JR Kyushu type 305 train-seat
こちらが私が乗ったJR九州305系電車。乗って、座って、『え、木〜?!』と独り言を言ってしまいました。木に見せたプラスチックかと思い撫でてみると合板のようです。滑らかで良い感じなので、空港から博多までのわずかな時間でずっと触っていました笑。

JR九州305系シート JR Kyushu type 305 train-seat2
こちらは正面から見た様子。この電車わざわざ左右で色使いが違います。特に良いなと思ったのが左右のヘッドレスト。これが増えるだけで高級感が漂い、「どうぞお乗りください」と丁寧に言われている気がします。

普段乗っている通勤電車(E233系と言うそうです)の地味な色使いと、狭苦しさが強調される黒いつり革などは存在すらなく、サイズは同じ程度でしょうが広々としていて快適です。どうでも良いと思う人には本当にどうでも良い話ですが、ここまで人の事を考えた電車は他のJRには無いのではないでしょうか?

グランクラスやグリーン車など高価な座席は別として、普通の料金で美しい座席に毎日座れるのは得した気分になります。他社が手を抜きすぎ?事務的?なのかもしれませんが、これなら欧米等のデザインに慣れたインバウンド旅行者も納得するのではないでしょうか。




特急あそぼーい!のくろちゃん

JR九州305系 くろちゃん KURO Chan
冒頭に載せたKUROと書かれた犬。こちらは『くろちゃん』という、特急あそぼーい!で使われるキャラクターとのこと。最近はJR九州中で使われるようになったそうです。ドアの下にキャラクターを描くのがそもそも変わっていますが、もっとすごいのはドア毎にキャラクターのデザイン=動きが違うこと。一体何通りあるのか確かめたいものです。

デザイナー水戸岡 鋭治さんの作品

JR博多駅 JR Hakata Station
くろちゃんが頭から離れず疑問に思っていた時、偶然勧められた『幸福な食堂車』と言う本に全ての答えが書かれていました。JR九州は以前からデザインの良い特急が多いのですが、そのデザインを担当したのが水戸岡 鋭治さんであり、305系や高級寝台車ななつ星もご担当されているそうです。

日本にありがちなポスターベタベタや機能優先のデザインを優先し、固定観念を壊すのがこの方の方針とのこと。読んでいて大変感心し、以前よりもデザインの大切さを理解することが出来ました。博多駅のデザインにも関与されているそうで、東京駅の狭苦しい内部デザインを記憶していると、博多はどこへ行っても天井が高く歩いて楽しく気持ちの良い駅です。

最後に何故くろちゃんがドアの下に描かれているのか?。この本に理由は書かれていませんが、『こどもの事を考えて』と言うのが回答になるようです。こどもは大人以上に気がつき、物事を覚えていくものです。小さい頃からデザインに触れられるように、意図的に子供目線で愛らしいキャラクターを描いたのでしょう。

普段乗っているJR東日本の電車は無味乾燥で一刻も早く降りたくなる電車ばかりです。もしも日本中の電車が世界と勝負出来るデザインになるとすれば・・・海外から鉄道マニアが大挙して訪れるようになるかもしれません。新しい需要は作るもの。JR九州はそれを日々実践しています。




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