2021-09-23

小ネタ:2020東京パラリンピックの想い出、日本の公道をユーロナンバーワーゲンが走る|日本

批判と肯定が入り混じる中で実行された2020東京オリンピック・パラリンピック。沿道で無言・ディスタンスが貫かれる競技コースでは、珍しい光景が見られました。



ユーロナンバー車が日本の公道を走る!


オリンピック・パラリンピックを通して、唯一東京の公道で開催されたパラリンピック競技。警察、消防、スポンサー、ボランティアが中心となって競技を支えます。

レースの先頭が近づくと、白いフォルクスワーゲントゥアレグがその前を先行している様子が見えてきました。屋根に撮影用の機材を積んでいますが、よく見るとEU圏の車に掲示されるユーロナンバープレートを装着しています。どうやらEUで登録された車両をそのまま持ち込んで走行させたようです。

以前トランプ大統領の専用車”ビースト”と支援車両が日本の公道を走ったことはありますが、その時ですら大使館向けの青いナンバープレートが装着されましたので、今回の対応は異例中の異例と言えるでしょう。



『そうかこれがオリンピック・パラリンピックか』と実感する一方、一生に一度の経験がCOVID-19の影響で儚く終わっていくのは、本当に勿体無いとも感じるのでした。

人々が挑戦していく姿を生で見られれば、閉塞感ばかりの社会に希望を見出せたかもしれません。ICOの行儀の悪さや不透明な資金の動きなど「怪しい話」が皆無であれば、コロナ禍であってももう少し国民の支持を得られたのではないでしょうか。ビジネス活動ではなく、純粋なスポーツ競技を見たいという人は多かった気がします。




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