2018-11-21

身近な犯罪、ハノイの住宅街で財布をスラれた時の体験談|ハノイ ベトナム

Hanoi lake side
これまであまり取り上げた事の無かった治安のお話。日本人から平和だと言われるハノイでも、当たり前ながら大小の犯罪が発生しています。今回ご紹介するのは小さな犯罪のお話。




要注意、酔った時ほど狙われる日本人

Hanoi opera house
ある日日本酒をいただいて、上機嫌だった私。タクシーに乗車し無事家の近くのロータリーに到着しました。

飲みすぎていたこともあり、少し歩いて夜風に当たる事にします。料金を支払い、カバンに財布を入れ、道を歩きます。


少しすると、後ろから何かを叫びながら近づいてくる二人乗りのバイク

如何にも汚い身なりの二人で、とっさに『危険』を悟りました。彼らはしきりにお尻を叩きながら、謎の言葉を発します。こちらが反応するのを期待して、バイクで並走しながら叫び続けるのです。

『ダメだ、ここで返事をしたらなんか危ない』。引き続き危なさを感じ、ひたすら無視し続けると、諦めたバイク二人組は、何処かへと走り去っていったのでした。


これまで感じた事の無い気持ち悪さが残り、その日は早々に就寝した私。翌朝気付かされたのは”財布がない”という事だったのです。

少なくとも私の記憶の中ではカバンに入れたはずなのですが、推測するにどう考えても財布を持っていったのはあの二人組。しきりに訳の分からない事を言っていたのは、財布!という意味だったのでしょう。

ひったくりで無かっただけマシですが、スラれたとしても気分が悪いのは同じです。


もし彼らに返事をしていれば、財布を取り返す事が出来たかもしれません。しかしそれがタダとは限りません。

本当に親切な人なら、そのまま手渡ししてくれるはずです。きっと私が返事をしたら『もっと金をよこせ』という事になっていたかもしれません。


ハノイは平和で良い街だとSNSで言われていますが、発展途上国の街であり、やはり海外なのです。

南米の国のように通勤ルートを変えたり、防弾車に乗る必要までは無いですが、誰しもターゲットになりうるという事は、決して忘れてはいけません。




関連記事