2016-06-16

JAL日本航空国際線プレミアムエコノミークラス搭乗記-JL751/787-8-"無料アップグレード"|東京(成田)>ハノイ

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以前自腹でプレミアムエコノミークラスへと搭乗したお話をしましたが、今回は”スカイプレミアム仕様”の最新式プレミアムエコノミークラスに搭乗する機会をいただきました。




JALのプレミアムエコノミーにアップグレード

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昨年JMBサファイアとJALグローバルクラブ(JGC)の資格をいただいて以来、国内線と合わせて4往復ほど搭乗しています。そこで感じるのは資格の有無で発生する大きな差です。

例えば国内線では混雑している便でも一番前(座席番号1番)を事前に確保出来ますし、クラスJですら乗務員の方に”名前を呼ばれる”のです。そして最も大きな差は無料アップグレード確率の向上にあると言えます。

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国際線は片道を1回と数えて計6回搭乗しているのですが、その内半分がアップグレード扱いとなっています。

それまではいくら搭乗してもアの字も見えてこなかったので、ステータスの有無が一つの基準である事が良く分かります。

昔のビジネスクラスレベル?スカイプレミアムシート

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(日本航空WEBページより)

今回搭乗したプレミアムエコノミークラスには”JAL SKY PREMIUM”という最新型シートが搭載されています。

先日乗った少々チープな印象の旧型シートに比べると、デザインが上品で色使いも赤と茶色と言う大人な色の組み合わせで気持ちが良いです。

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プロに言わせると黒は「空間が広く見える」色なのだそうです。旧型はシルバーですが、こちらが黒で統一しているのは、視覚に訴える部分もあるのかもしれません。

窓を基準に前後の広さを見ていくと、エコノミーが窓一つ、プレエコが窓二つ、そしてビジネスが窓三つ分となり、広さの違いが良く分かります。

新・旧のシートで10cmの差があるとの事で、確かに圧迫感を感じません。

座席は固定式なので前の席が倒れてこない安心感があります。一方で座面が動くだけの”なんちゃってリクライニング”という難点もありますが、元々の空間が広いおかげか不便さは感じませんでした。

上級エコノミーSKY PREMIUMの座席は横幅が広い

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前後の広さもさる事ながら私が特に感じたのは横幅の広さです。エコノミーでは2-4-2の座席配置であるところ、プレエコの場合は2-3-2。つまり1席分広く横幅を割いている事が分かります。

適度に空間が空いてあるので、隣が他人でもさして気になりません。顔のあたりにディバイダーが付いている点も◎。寝ている間に倒れこみそうになり、ディバイダーに助けられました。

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手元にはミニテーブル。倒すのが怖いので他人が座っている際には使えませんが、カップルであれば軽く乾杯が出来るので、雰囲気が増して良いですね。




JAL751便のプレミアムエコノミー機内食(和食)

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機内食やドリンクはエコノミー準拠ですが、おつまみにドライ納豆が追加されたり、お酒でシャンパンが飲めたり少しだけ特典が付いてきます。

なんだこれ?と思うほどテーブルが大きいのですが、15インチのパソコンでも使える大きさに設定しているそうです。外国の方はフルサイズのラップトップを持ち歩く人が多いので、これはなかなか良いアイディアと思われます。

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こちらが今回の機内食。あらかじめメニューがポケットに用意されておりゆっくり確認する事が出来ます。和食のメインは豚の生姜焼き。

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美味しい生姜焼きですが、もう少し捻りがあると面白いかなという感じがします。ANAのようにSNSでアンケートを取ったり、工夫がなされると、乗客側としては嬉しいところです。

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最後にデザートのハーゲンダッツが配られます。

大抵バニラなのですがなんと今回はクッキー&クリーム。庶民にはこのような差がとても嬉しいです。この勢いで是非オリジナルフレーバーでも出してもらえると、テンションが更に上がる気がします。

スカイプレミアムならお金を払う価値がある

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旧型のプレミアムエコノミーシートで微妙な感想を持った私にとって、今回の新型シートは大きな進化を感じました。

サービス自体に差は無いのですが、座席の進化が大きく印象が大変良くなったのだと思います。

あともう一歩の点があるとすれば、旧型シートのレビューでも書いた『雰囲気造り』ではないでしょうか。

例えば機内食の”コップ”だけでも豪華なものにしてみる、下のシートを赤ではなく違う色にしてみるなど、小さな工夫の積み重ねで確実に”一つ上のクラス”を演出出来ると感じます。

今の時代プラス数万円の差は多くの人にとって”高すぎる=ネガティブ要因”ですし、安くても洗練された物が溢れる時代ですから、目の肥えた人々に訴求するための更なる工夫が必要になってきそうです。




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