2019-02-25

小ネタ:アメリカのウーバードライバーに儲かるのか聞いてみた|カリフォルニア州 アメリカ

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世界で絶賛拡大中のライドシェアサービス。アメリカでウーバーUberのサービスを利用した際に『この商売稼げるの?』と、ドライバーへ質問してみました。




ライドシェア専用の乗り場があるほどインフラ化

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日本ではタクシー業界の反発が強いのか、広がりそうにないライドシェアサービス。

ライドシェアサービスを簡単に説明すると「自家用車とアプリを用いて、タクシーのように人を輸送する」ものです。アジアではシンガポール発のGrabグラブ、北米ではウーバーやLyftリフトが普及しています。

先日サンフランシスコ(シリコンバレー一帯)を旅した際にウーバーを活用しましたが、予想以上に”地域へと溶け込んでいる”のが印象的でした。

例えば空港の一角にはタクシー乗り場ならぬ”ライドアップ車両専用乗り場”があり、空港組織からも、その存在価値を認められている事が分かります。

ドライバーに儲かるのかを聞いてみた

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今回5回ほど利用しましたが、態度や感じの悪いドライバーは皆無でした。ドライバーに対するレーティングサービスがあるためですが、想像よりも質は高いと言えます。

ドライバー達の人種は本当に様々で、純粋なアメリカ人らしい人も居れば、スペイン語訛りの人、インド系、アラブ系、本当に多種多様です。


その中でも話好きそうなメキシコ風のおじさんに『ぶっちゃけビジネスどうよ??』と質問してみました。

おじさんの回答は『ん〜まあまあだな』。すごく良くも無いが、悪くも無いという返答。顔を眺めてみますが、笑顔のまま、何かを隠している様子もありません。

日本のタクシーだと少し乗っただけですぐ1万円位になってしまいますが、ウーバーは30〜40分高速を走っても20-30USD。

ウーバー側に抜かれる手数料や燃料代を考えると本当に儲かるのか?と思えなくもありませんが、高速道路が無料な分、効率良く稼げるのかもしれません。




ドライバーの利益を推測する

JPモルガン傘下のシンクタンクによる調査で、昨年3月時点におけるアメリカ全体のライドシェア運転手の平均月収は762USD(現在のレートで83,000円ほど)だったそうです。

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(アメリカ自動車協会のWEBページより参照)

例えば副業であるとして、週3日、1日100km仕事をすると仮定してみましょう。アメリカらしい大排気量車に乗る運転手もいるでしょうから、燃費はリッターあたり10kmとします。

・月の営業日数:12日
・月の営業距離:1200km
・燃料消費量:120リットル
・月の燃料代:8,280円
 燃料1リットルの価格:69円
 全米のレギュラーガソリン1ガロン平均2.392USD / 3.8リットル=0.629USD/リットル,
 0.629*110円/USD=69.19円
・食事などの雑費:1日1,000円と仮定。月12,000円。

★月収:83,000円
▲コスト:8,280円+12,000円=20,280円
◎最終利益:62,720円


平均月収から必要なコストを差し引くと月収の75%が利益として残るのでは無いかと推測しました。(もちろん月収は人によって変動しますし、営業日数の差でも変化します。)

62,000円を高いと見るか安いと見るか難しいところですが、生活の足しにはなるかもしれません。高速道路代が無料なので、長距離でも活動しやすいのは有利な点です。


ただし注意すべき点がいくつかあります。まず車の消耗品費、修理代、保険料等、その他必要なコストはこの中に含まれていません。

またドライバー自体の体力は考慮していません。どんなに良い車でも、本業の後に100km運転しろと言われたら、なかなかハードです。

総合的に見ると短期で利益は出るとしても『消耗戦』になるのではないかと考えられます。目の前の現金獲得にはなり得ますが、ただ一つの仕事として継続するのは、よっぽどの動機が無ければ難しそうです。




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