2017-09-08

小ネタ:スーツケースをチョイ置き、新幹線JR大宮駅のバゲッジポート|大宮 日本

大宮駅バッゲジポート Baggageport
荷物は沢山入るものの行動力を大幅に抑制してしまう大きなスーツケース。もし駅にチョイ置き出来る場所があれば、自由行動の幅が大きく広がります。




大宮駅に設置されたスーツケースのチョイ置き場

大宮駅バッゲジポート Baggageport2
新幹線大宮駅の階段下で突然見つけたスーツケースのチョイ置き場。正式名称はBaggageportです。通常スーツケースと言えば、巨大なロッカーに収納するか、有人式の手荷物預け場所にお願いするのが普通です。

しかし両者とも空きが無かったり、中心を外れた場所にあったりと決して使い勝手の良いものではありませんでした。このバゲッジポートが設置されているのは駅のど真ん中。「スーツケースをちょっと手放したい」と思った瞬間に、ロック式のワイヤーで結びつければ作業完了です。




アイディアは素晴らしいが設置方法と場所が課題

大宮駅バッゲジポート Baggageport3
このバッゲージポートは実験的な運用であるのか、新幹線の改札内というやや微妙な場所に設置されています。周りに大きな駅ナカ店舗がある訳でもなく、わざわざ大宮駅で途中下車する人が多いのかも怪しいところ・・・。実際誰も使っていません。

絶対に便利であると思うのですが、どこにあれば使いやすいのかを考えると意外に難しさを感じてしまいます。いくら日本とは言え、スーツケースを裸で外に置いておくのには抵抗感があるのです。

ソフトタイプのスーツケースであれば簡単にカッターで破られてしまいますし、ハードタイプでも、鍵の部分をこじ開けるのはプロにとって造作も無いことです。やはり何らかの形で本体を丸ごと覆ってしまうような仕組みの方が、使う側にとっては安心感があるように思います。

そう言えばバックパッカー経験者の方が、鋼製ワイヤーで丸ごとリュックを覆ってしまうタイプのキーロックを使われていました。いくら日本と言えど、ますますセキュリティへの懸念が増している点は否めませんので、もう少し強めのガードが導入されると使い勝手が上がりそうです。




関連記事