2020-12-14

良かった、悪かった?2020年反省会。|日本

Roppongi-hills
あっという間に過ぎ去ろうとしている2020年。少し早めですが、今年のレビューを書きたいと思います。



人類の試練、コロナ襲来

Blue impulse 2020 in Tokyo

2020年の話題で絶対に欠かすことが出来ないこと。それは間違いなくCOVID-19 コロナウイルスの襲来でした。

2019年の12月にはその兆候が出始め、あっという間に感染が拡大。年末の現在時点で累計7,100万人の感染者、そして161万人を死に至らしめました。160万人というのはあまりに大きな犠牲で、島や国が消えてなくなるほどの規模なのです。恐らく第二次大戦後初めて”世界が止まった”出来事で、多くの人にとって未知の領域であったと言えます。

私は世界が好きなので直前に沢山旅をしていましたが、確かに世界中どこへ行っても人で溢れかえる状況は異常だったかもしれません。特定の国を攻撃すべきではありませんが、明らかに某国の観光客がどこへ行っても居る状況は、地球に対する過負荷だったのではないかと私見ながら思います。

もちろん自分も負荷をかけた張本人で、我々が動けば動くほど排ガスは増し、資源が過剰に消費されました。ウイルスと環境はイコールではありませんが、何故だか因果を感じずにはいられません。

いよいよワクチンの投与がスタートしていますが、こちらも遺伝子レベルでの解析を用いた未知の手法だと聞きます。同じく人という生き物に将来的な悪影響を与えるのではないかと、少し心配な面があります。

2月はまだまだ盛況だったインバウンド旅行

Hotel restaurant

記憶が正しければ、最も早い感染情報は雪まつりを訪問した人の感染でした。都市部での感染拡大ならまだしも、密度が高くない地方都市での感染拡大が我々を混乱させたはずです。

そんな中でも非常事態が出るまでは、東アジアからのインバウンド旅行者が多数居ました。2月に有名なホテルへ泊まったのですが、ゲホゲホ咳をしながらビュッフェの周りをフラつく旅行者が居たのですから、今となっては信じられません。

本来であれば大好きなホテル業界。なんとかしてあげたいという気持ちがありつつも、未だこの出来事が思い出される宿泊やビュッフェには抵抗があります。

出来ることをコツコツやる

Roppongi-hills2

ライフワークとも言える海外渡航が出来なくなりましたが、そこで腐ってしまうのももったいないので、出来ることをやるだけやってみたのが2020でした。

Outlander

本を読み、勉強をし、マスクを探し、考え、悩み、ちょっとお金をかけて車の部品を一つずつ交換するような生活(最近は趣味を考える余裕も無かった)。取り組むべきテーマが沢山見つかり、365日全く飽きずに暮らせたのは幸運だったと言えます。

頭の動きが悪くなったり、色々な障害があって思ったようには進みません。それでも何か違う事にチャレンジしたいという気持ちだけは消えなかった。先に進めなくても、諦めずやり続けられたのは本当に良かったです。


今は世界的に株価が高止まりし、ワクチン期待からか明るい雰囲気になっていますが、ダメージは必ず後からやってくるでしょう。世の常で景気の悪化は忘れた頃にやってくるのです。街でお金が回っていないのに、社会が普通でいられるようには思えません。

慌てず、騒がず、なおかつ社会を楽しみ続けるにはどうしたらいいのか?。波に乗るための技を身につけ、うねうねと自由自在に動ける位が正解なのかなと考えています。

MICHELIN MAN
結局自分一人で勝ちにいっても全く意味が無く、社会が綺麗に動いて初めて心地良さが生まれるはず。自分のためでは無く、社会に対して何が出来るのかを考えるのが、来年のテーマになりそうです。



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