2017-01-30

【テスラ】電気自動車テスラの高級セダン"モデルS"の実車を眺める|フランクフルト ドイツ

テスラモデルSタッチパネル Tesla ModelS Touch screen
シリコンバレー発の電気自動車メーカー、TESLA。テスラがラインナップのトップに置く主力セダンがモデルSです。実車を眺める機会がありましたので少しご紹介したいと思います。




タブレット型操作パネルが光るテスラモデルS

テスラモデルSタッチパネル Tesla ModelS Touch screen2
長距離をしっかり走れる電気自動車で世間を驚かせたテスラ。発売された2012年当初は『使えるレベルでの走行可能距離』が注目され、それまで発売されてきた”短足”電気自動車の常識を覆しました。またもう一つ世間から絶賛されたのが『ソフトウェア』の概念を目に見える形で車に取り込んだ事であると言えます。

センターパネルとスピードメーター内に大型の液晶パネルが設置されており、エアコン、オーディオはもちろん、車の状態確認や制御まで全て行う事が出来るのです。高級車では一体型の操作パネルは珍しくありませんでしたが、ボタンをタッチした時のスムーズさや表現の美しさに著しい差異があります。グラフィックチップで有名なNVIDIAが協力しているそうで、何故美しい表現が可能なのか納得出来ます。

OSについてもアップデートが日々続けられており、現在最新版の8.0が公開されています。iOSやAndroidOSと同様定期的にアップデートプログラムがインターネット経由で配信され、いちいちディーラーに持っていく事なく機能の向上が実施されます。一般的な日本車でも実のところ「プログラムのアップデート」は存在するのですが、顧客に明確な概要まで説明される事は少なく、ディーラーでのアップデートにも時間を取られます。




実はエアサスペンション装着だったモデルS

テスラモデルSエアサスペンション Tesla ModelS Air suspension
先にご紹介した全体的な使い勝手や自動運転等に重きが置かれているためか、ユーザーのレビューを見ると運転した時の感覚が良くないと言ったネガティブな反応が散見されます。

しかし設置されていたシャシーのモックアップを見ると、高価でなかなか装着されないエアサスペンション(コンチネンタル製)など、素人目には走りの部分にもお金を掛けているように見えます。もちろん設計やら溶接などは一見しただけでは判断がつきませんが、”自分で運転しない車”として設計しているため、運転が好きなユーザーからすると違和感を覚えるのかもしれません。

ただ日本だけを見ても、 「サスの動き」や「剛性」を気にするようなこだわり派大分減っているはずです。今の売れ筋車のセールスポイントは”燃費”や”使い勝手”ばかりで、それでも実に良く売れている事実があります。つまり現代人にはテスラのような使い勝手を優先した車こそが、ニーズに合った商品であると考える事が出来ます。

バッテリーが問題?車体がアメリカ以外では巨大すぎる

テスラモデルSフロントトランク Tesla ModelS front trunk
スマートな機能を盛り込んだモデルSですが、外観は決してスリムではなくファットな構成です。横幅1950mm、全長4979mmとなっており、これはトヨタの大型4輪駆動車ランドクルーザーとほぼ同じ大きさです。最初から高級セダンとしての発売であったため”大きい方が良い”部分もあるかもしれませんが、スマートフォンのような車のイメージからするともっと小さい方がコンセプトに合うのではないかと感じます。

世界中でバッテリーの消費電力を抑えようと、バッテリー自体の新しい仕組みを研究をしたり、関連するチップの構造を変更したり絶え間ない努力が続けられていますが、この部分に革命が起きない限り劇的な小型化は難しいのでしょう。

今後小型のモデル3が発売される予定ですが、本格的に電気自動車を普及させるには走行距離はもちろん、それに比例して大きくなる車体をどのように抑えるかがネックになりそうです。




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