2015-08-07

20代で考える。旅が出来る内に旅する、旅の自由が消えていく現実|世界

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最近思うこと。それはこれから先、旅の自由がどんどん減っていくのではないかということです。老後に旅をしようと思っても、今と全く同じ旅は出来ないかもしれません。




安全に旅行出来る先が減っている

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地球の歩き方というガイドブックは誰もが一度は読んだことがあると思います。本屋さんへ行くと、リビアなどの一見絶対行けなそうな場所のガイドが置いてあったりします。

また、ネット上を見ていると、数年前にシリアに行った方の記事が出ていたりもします。シリア人は皆親切であったとか、料理が美味しかったとか、そんな記事を見ると今では俄かに信じられません。

Youtubeではレポートが書かれているのと全く同じ街で、戦車をミサイル攻撃する映像が出ていたります。

つまり、つい数年前まで治安も良く、とても美しい観光地だった場所がある日突然消えてなくなってしまう事態が拡大しているのです。

欧米人に人気の観光地での銃撃テロも良く聞きますし、日々安全で自由な旅先が減っている事を実感します。

人口増加で世界の余裕が消えていく

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私が中学生の時に社会で習った世界の人口は63億人でした。ふと気がつけば73億人になっています。2050年には97億人に達する予測だそうです。

予測なので、より急激に人口が増える可能性もあります。現時点でも水不足、食糧不足、資源不足が懸念されていますが、温暖化で農業、水産等への悪影響も懸念されるなか、あと20億人分の資源を用意出来るようにはとても思えません。

安全と、水と、食糧がタダでは無くなる

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これまでは大して苦労もしないで手に入れてきた事のコストが、どんどん上がっていく予感がします。特に何でも安価に手にしてきた日本人にはキツイかもしれません。

ここから先は単なる想像ですが、例えば普通の航空会社の飛行機に乗るにしても、安全な旅を確保するのにセキュリティのための追加チャージを払う、簡単な機内食にも追加チャージを払う、ミネラルウォーターにも追加チャージを払う・・・そんな事が起こらないとは言い切れません。

ネットを見ていると『こんなマズイ機内食は食えない』とか、『一口手をつけてマズイからやめた』とか、随分日本人は偉くなったもんだと呆れますが、そんな良し悪しを語る事も出来ない世の中が、目の前まで迫っているような気がします。

今出来る事をどんどんやる

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総合的に見ると、私が老人になる頃には、お金の問題よりも生きる事自体が大変になるような気がします。

そんな時に旅行だとか、贅沢だとか言っていられないかもしれません。現在の世界は本当に何でも便利になって素晴らしい状況です。

従って、今、少し無理をしてでも、見られる事を見て、チャンスを見つけて、どんどんやりたい事をやり続けようと思います。『明日は同じチャンスなんて無いかもしれない』。これだけは忘れない方が良いと思います。




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